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キチン・キトサン

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キチン・キトサン

キチン・キトサン(不溶性食物繊維)

 キチン・キトサンは力二の甲羅や工ビの殻に存在する多糖類の一種です。人間の消化酵素で消化されないため、不溶性食物繊維に分類されます。甲殻類の殻からたんはく質やカルシウムを取り除いて精製されるもので、キチン20%、キトサン80%という構成になっています。
 キチン・キトサンは、消化管内で胆汁酸を吸着して、血中コレステロールを低下させます。また、体内に取り込まれた食品添加物や環境汚染物質などの有害物質を排泄させる働きもあります。塩分やプリン体の排泄についても、その効果が認められています。
 キチン・キトサンは体内リズムを調節して、全身の状態を整え、免疫力を向上させて自然治癒力を高める成分として注目を集めています。健康補助食品として市販されており、厚生労働省の特定保健用食品(トクホ)として認可されているものもあります。
 キチン・キトサンを過剰摂取すると、栄養素の吸収を阻害したり、便秘したりするので注意が必要です。

【キチン・キトサンを多く含む食品】
カニの甲羅、エビの殻、シャコの甲羅、チーズ、きのこ類
 


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