スピルリナ

　スピルリナ（Spirulina）は、約30億年前に出現した藍藻類の一種で、「らせん形」をした濃緑色の単細胞微細藻類です。 福岡県や熊本県で栽培されている水前寺海苔は同じ藍藻類の仲間です。 スピルリナという名前は、形が「らせん」であることから、ラテン語の“ねじれ”“らせん形”を意味する“Spira”（英語ではSpiral）に由来 しています。
　スピルリナはそれ以来進化せず生き延びてきた原始的で、非常に生命力の強い生物で、緑黄色野菜の各種栄養素の他、良質のたんぱく質を含む総合栄養補助食品であり、消化吸収性に優れています。 アミノ酸バランスの優れたタンパク質が豊富で、食物繊維を最大約8%含有しています。スピルリナの食物繊維は4～8%で、その約40% 以上は水溶性難消化性多糖類です。
　また、スピルリナは、3種類の植物性色素を含有しています。緑色素＝クロロフィルa（葉緑素） ・橙黄色素＝β-カロテン、ゼアキサンチン・青色色素＝フィコシアニンを含み、その抗酸化作用が注目されています。 栄養バランスが良く、植物色素も含まれておるので健康食品として人気があります。便秘解消に効果があることも知られています。